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2025.10.11
情報

「アルベルゴ・ディフーゾを考える日伊シンポジウム」開催レポート

9月26日、東京・九段下のイタリア文化会館にて、「地域を守る観光とアルベルゴ・ディフーゾを考える日伊シンポジウム」(日本ファームステイ協会・イタリア文化会館共催)が開催され、地方創生や観光関係者など約350人が参加しました。イタリアからは、アルベルゴ・ディフーゾの第一人者であるダニエーレ・キルグレン氏が来日し、歴史的建造物を活かした宿泊再生の意義を紹介しながら、「地域の人々と旅行者が共に暮らすことが観光の持続可能性を支えるのです」と語りました。
トークセッションでは、日本ファームステイ協会の皆川芳嗣理事長をファシリテーターに、「里山十帖」の岩佐十良氏、「NIPPONIA 小菅 源流の村」の嶋田俊平氏、平戸市の黒田成彦市長らが登壇しました。地域住民と協働した空き家再生や、誇りと経済を両立させる取り組みが紹介され、参加者からは「地域に根ざした観光のあり方を見直すきっかけになった」との声が寄せられました。アルベルゴ・ディフーゾが示す「地域のアイデンティティに価値を見出す」理念は、これからの地方創生に向けた大きなヒントとなりました。
  • トークセッションで語るダニエーレ・キルグレン氏(2025年9月26日、東京都千田区のイタリア文化会館)
  • 講演するダニエーレ・キルグレン氏と翻訳者の島村菜津(2025年9月26日、東京都千田区のイタリア文化会館)